〒113-0033 東京都文京区本郷3丁目32-7 MSKビル3階(本郷三丁目駅から徒歩5分)
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資金繰りとは、お金の出入りを管理する事ですが、「資金繰り」という行為に中には、売掛金(※1)の回収や買掛金(※2)・経費の支払を調整することにより資金が回るようにするという経営判断をすることも含まれています。
現在日本の法人の約7割が赤字で決算書を提出しています。帳簿上赤字でも資金があれば会社は動きますが、お金が足らなくなると会社は潰れます。
「資金」とは現金や預金の入りと出のバランスのことです。これに対して「利益」とは、現金や預金の入出金とは関係なく、発生した収益(「売上」とお考えください)から費用を引いたものです。
(※1)売掛金・・・売上には、現金での受取り、当座預金や普通預金への振込、受取手形での回収などのほかに掛で売上げる場合もあります。この一種の信用取引の営業上の未収入金を「売掛金」といいます。
(※2)買掛金・・・売掛金と真逆のものです。この場合は当社が仕入れる側となります。原材料や商品などをいわばツケで購入する場合の営業上の未払金を「買掛金」といいます。
金融機関から借入をした場合の年間返済額は「返済額≦当期利益+減価償却費」と言われています。金融機関が融資を行う際に中小企業に返済能力があるかどうかを見極めるポイントのひとつです。
無借金経営を目指すにはキャッシュフロー(注※)内で融資返済ができるように現状の返済額に見合った利益を上げる必要があります。そのためには、どのような手段をとれば良いのか、ということを考えなければなりません。
(注※)「キャッシュフロー」とは、入ってくる資金と出ていく資金を総称したもので、資金の流れそのものをいいます。
経営者の仕事は利益アップと資金繰り(と商品開発)です。
「利益アップ」であり、「売上アップ」ではありません。売上がアップしても利益が出ないような仕事(例えば「原価割れしているような仕事」)では、会社にとってむしろマイナスでしょう。
経営者は会社を倒産させたくないのであれば資金繰りをうまくコントロールしなければなりません。
赤字解消こそが、資金繰りの改善策です。赤字企業は資金調達(銀行などからの借入)を考える前に黒字化を考えるべきです。
資金調達を行ってもすぐに資金は底をつき、また借入を行わなければならなくなります。そもそも金融機関も赤字企業には簡単には融資を行いません。
①売り上げを増やす
②粗利率を高める
③経費を削減する
このうち1番やりやすいのは③の経費削減です。まず経費削減(無駄使いがないか)から取組み、その後粗利率を高めたり、売上を増やすための対策を講じましょう。
利益が出すぎたからと「節税対策」という名目で不必要な物品を購入してしまう、という事例を見聞きしますが、「納税額を下げるため」という目的で行っていることは、手許資金を減らし使い物にならないものの購入です。本末転倒というべきです。
手元資金はいざというとき(会社で急にお金が必要になった時など)の心強い味方ですから、その「節税対策」は本当に会社のためになるのか、よくお考えのうえ、実行なさってください。
運転資本とは「運転資本=売上債権+棚卸資産-買入債務」という式で計算します。
売上債権:売掛金など。
買入債務:買掛金など。
なるべく早く回収したい売上債権になるべく早く売りたい棚卸資産をプラスして、出来たら遅めに支払いたい買入債務をマイナスしている式です。
つまり運転資本はなるべく金額が小さい方が望ましいのです。ですので、キャッシュフロー経営を目指すのならば、運転資本を増加させない営業活動を行うべきです。
また「増加運転資本=今期末運転資本-前期末運転資本」を計算してプラスの場合は、キャッシュフロー経営上望ましくない、ということになります。
運転資本の増加は「勘定合って銭足らず」の原因となります。時々会社の現状をチェックしてみましょう。
30代女性 Aさま
瀧澤緑税理士事務所さんには丁寧に対応していただき、安心してサービスを利用できました。
40代男性 Yさま
このたびは、たいへんお世話になりました。ありがとうございました!知人にも、ぜひ瀧澤緑税理士事務所さんのサービスをお勧めしたいです。